1949-08-30 第5回国会 衆議院 商工委員会 第30号
第二点は、價格を野放しにいたしますと、必ず石炭と言うものは地域によつて炭價がかわつて來る。それから季節によつて炭價が変わる。そういたしますとこれは基礎産業でありますから、これがただちに鉄鋼にしろ、発電にしろ、その他のものに影響して來るわけでありますが、影響して参りますと、一体現在立てておられる價格体系ともいうものが維持できるかどうか。
第二点は、價格を野放しにいたしますと、必ず石炭と言うものは地域によつて炭價がかわつて來る。それから季節によつて炭價が変わる。そういたしますとこれは基礎産業でありますから、これがただちに鉄鋼にしろ、発電にしろ、その他のものに影響して來るわけでありますが、影響して参りますと、一体現在立てておられる價格体系ともいうものが維持できるかどうか。
○宮幡説明員 ただいま小金委員から御抱負をお述べになりましたが、ただいま石炭行政の全面的な移りかわりにつきましては、石炭の需要面を喚起することによつて、炭價も常識的な実質の線に置く、こういう構想のもとに、お説のようにセメントとかガスとかいうよう事業いよいよ盛んならしめ、ことにセメントの方は、炭代が現在の暫定價格より下まわつて参るならば、幸いセメント資源の多い國丙事情でありますので、一層セメントの増産
これがもしも、先ほどから問題になつておりますカロリーを本位とするメリットによつて炭價が決定しましたならば、この五〇%は徹底的なる打撃を食うのであります。炭鉱数にいたしまして百五十ありますが、その中でA級と目される炭鉱数は三つであります。B級が二十三、計二十六でありまして、この炭鉱の占める出炭率は七〇%でありますが、この中に概算二〇%程度の下級炭を含んでおります。
従つて炭價の改訂は内部的の弱肉強食の形をとらないで、何とか外部から多少でも炭價をもらう。公団の余剰金もしくはその他の炭價をいただいて、これを大山の特にコストの高いところに配分を持つ手行く。そうしてそれによつて炭價の是非をはかりたい。
それからその他の独占的な品物でない競爭のできる物品、工事等につきましては、御承知の通り公開入札を行いますが、その他の物品につきましても天引き削減のものが非常に多いのでございまして、この競爭入札によつて少くとも五%の節約ができる、こういうふうに見てやつておるものでございますが、五%を以てしては到底この所要の量を得にくいものが多いので、できるだけ更に入札制度を活用することによつて炭價を低くする、それから
自分の責任であるということをお忘れにつなつて、炭價の決定については、去年は自由党があれほど言うたが、今年は言わぬじやないか。——自分の痛いところを人の前に隠しているようなかつこうなんだ。 炭價の決定のごときは、十分これは急いで、かつ公正にやらなければならぬ問題なんだ。しかるに、昨年以來いわゆる新物價体系をおつくりになつて、一つの物價を改めると他の物價も改めなければならない。
六千カロリー以上のものが幾らであるか、五千八百カロリーは幾ら、何は幾らすつかりお調べになつて、そうしてそのおのおのについてこれを使うことによつて、炭價がこれだけになる、節約がこれだけになる。そうするとずつと表を作つて、本当に理想的にすればこれだけ使いたいのだが、実際ないから仕方がないから、本年は五千八百カロリーで我慢しよう、こういうならば結構であります。
鉄道のいただいておるのは五千四百カロリーの、戰前にくらべますれば問題にならないが、現在においては比較的良質の炭になるために、カロリー計算によつて炭價が高いのであります。
片山内閣が昨年成立匆々発表いたしました緊急経済対策のうちにおきましても、まじめな企業が引合うようにするということを申しまして、價格の改訂をしたのでございますが、特に石炭鉱業に関しましては、インフレーシヨンの影響であるとか、あるいは終戰後石炭に対して低物價政策によつて炭價が生産費より下廻つたこと、さらにまた労働攻勢に基く賃金の高騰というようなものが、重りまして、企業が採算を割つておるということは、言うまでもないのであります
而も今はその二百倍に相当するような値段が実施されておつて、その檢炭制度において而も品位によつて炭價を決めると呼称しながら、それについて殆ど私はこの七月に各やまに行つて見ましたけれども、実施しておらんのであります。そうしてただ山の報告を聽取して、そうして貨車の積み込みに対しても何にしても、皆積出しの報告がそのまま基になつておると思うのであります。
從つて炭價を決めました以上はその炭價の範圍内において能率を上げて利潤を挙げて行くというようふうに運用して参りたいというように考えております。
從つて炭價に伴う補償は、この法律の運用上原則的に出て來ないというように考えておる次第であります。
これは必ず炭鑛の勞働者の方にも響いてくるのでありまして、從つて炭價に影響を及ぼさざるを得ないのでありまして、たとえば北海道の石油公團におきましては、北海道におきまして凍死を免れるために要求をいたしておるのでありまして、これは煖房手當ともいうべきもので、石炭につきましては三千五百四十圓、薪につきましては五千圓、草炭につきましては二千二百五十圓、運搬費を千六百圓、ストーヴ三箇年に六百圓必要なりとして、まずその
同時に労銀の点につきましても、現在のままでは、生活が仮りに苦しいといたしますと、生活費を生み出すという方法はないのではなくて、生活費を生み出す方法としては、どうか一層の技能の向上とか、或いは作業意欲の昂進と申しますか、もつと頑張つて、そうして能率を上げることによつて收入を殖やしてどうか賄うようにして欲しい、そうしなければ炭價を引上げる、或いは労働賃銀を引上げることによつて炭價を引上げるということになる